加齢臭と言えば、おっさん特有の悩みと思われがちですが、最近増えているのが女性の加齢臭なのです。
実は加齢臭は、男女関係なく、ホルモン分泌が減少し始める30、40代から誰にでも起こります。
加齢臭は、頭皮からの匂いが多く、主な原因は、酸化した皮脂が毛穴をふさいでいるから。
夏が近づくにつれて、これから汗をかきやすくなります。
どんな対策が必要なのでしょう。
汗をかきやすい夏の季節に注意!

暑い夏の季節になると、カラダは汗をかいていないと感じても、頭皮はいつも以上に皮脂量を分泌しています。
頭皮は体の中で最も皮脂腺が多い部分。
また夏場に浴びる紫外線によるダメージも毛穴の皮脂詰まりを引き起こし、しっかり取らないと、頭皮の毛穴に皮脂や汚れがぎっしりと蓄積されるのです。
皮脂は、紫外線により過酸化脂質となり毛根にダメージを与えてしまいます。
そのため、匂いだけではなく、髪の成長を妨げるため細毛や抜け毛の原因になってしまうのです。
暑い夏に汗をかいた状態でほおっておくと…
汚れや塩分を含んだ汗が毛穴に入り込み、その後、水分だけが蒸発。
残った汚れや塩分が皮脂と混ざって固まり、不健康な状態になってしまうのです。
すでに蓄積されている頭皮の汚れ

悲しいことですが、頭皮の臭いというのは、年齢を重ねるごとにパワーアップしてきます。
それはなぜか??
頭皮の汚れがどんどん蓄積されていっているから。
老廃物が残ったままの頭皮は、酸化し臭いの原因になります。
その後、弾力を失いはじめ、顔の皮膚までたるませることになるのです。
加齢臭はなぜ起こるの??

頭皮の皮脂は雑菌やほこりと結びつきやすい性質があります。
頭皮から分泌される皮脂と、空気中の雑菌、そして整髪剤が結びつき酸化。これが臭いの元凶。
どんなに一生懸命にシャンプーをしても残ってしまうのは、もう既に蓄積されてしまった頭皮の汚れです。
加齢臭を強めてしまう体の変化

年齢とともに起こる体の中の変化もまた加齢臭を強める原因です。
また女性ホルモンの減少によっても引き起こされます。
若い頃は女性ホルモンによって皮脂分泌が抑えられていますが、女性ホルモンが減り男性ホルモンが活発になると皮脂分泌量も増えます。
女性ホルモンは20代を後半をピークに減少し、35歳くらいからは特に減少が加速すると言われています。
加齢臭対策はどうする??

頭の臭いの原因には、 洗髪時にしっかりと洗えていないことや、洗髪後の頭皮の乾かし方が不足していることが原因。
髪ではなく頭皮を洗う意識は皆お持ちだと思います。
その時、面倒に感じますが、やっぱりやらなくちゃダメなのが、ヘッドマッサージ。
ヘッドマッサージを行うと、頭皮の筋肉が柔らかくなり、血行の促進も期待できます。
特にドライ頭皮の女性は、皮脂が出にくいため、頭皮マッサージをしっかり行い、入浴で血行を促進し、皮脂の分泌を促しましょう。
また、自分の髪質にあったシャンプーを今一度確認したいところです。
・乾燥気味の人はシャンプーのし過ぎに注意
・脂性の人、頭皮に汗をかきやすい人は、しっかりシャンプーで皮脂や汚れを取り除くこと
加齢臭が加速する食生活

髪のケアはしっかりできました。
さぁ、これで加齢臭とはサヨナラ!
とはまだいきません。
普段の生活で採る食べ物がニオイを作っている可能性があります。
肉などの動物性たんぱく質や脂肪は、硫化水素やインドール、スカトールのような悪臭となりやすく、逆に野菜や穀物などはニオイの少ない食材です。
ジャンクフードや肉類、チーズなどの動物性たんぱく質や、脂肪を含む食品は、悪臭の元となるだけでなく、皮脂腺の分泌を活発にしてしまいますので、食べ過ぎに気をつけましょう。
ストレスも加齢臭の原因に

頭皮の皮脂は、ストレスを受けることによっても過剰分泌されます。
ストレスを溜めない生活って何??
と感じますが、不規則な生活を送るなども、身体の機能を低下させ、皮脂や汗を過剰に分泌される原因となる皮脂の量は、ストレスの影響を大きく受けます。
ストレスの原因は人によってさまざまですが、ストレスを長い間体にためこむと自律神経がおかしくなり、頭皮の皮質は大幅に増えます。