日本人のカップルの平均交際期間は1年以上3年未満が最も多いといわれています。
「恋愛の賞味期限は約3年」とよく聞きますよね。

こちらのサイトでもご紹介しましたが、交際して3年も経てば新鮮なドキドキ感が減少します。
しかし、それは恋愛ホルモンの分泌が減るからという科学的な根拠なのです。
ちなみに年齢が上がるほど交際期間は長くなる傾向があります。

なぜ年齢を重ねると長くなるの??

年齢が上がると、落ちついた恋愛をするため、恋愛ホルモンが過剰に消費しないからなのです。
対して、1年未満で別れを迎えるカップルといえば、初めの一時的な感情の高まりや性欲はもの凄く熱いものになりますが、恋愛ホルモンがすぐに枯渇し、安定した交際につながりにくいのです。

少しでも長く…
いや好きな人とはずっと一緒にいたいと思いますね?
そのためには、恋愛ホルモンの消費を効果的に使う必要があります。
仲良しカップルはその方法を自然に身に着けているのです。

そこで今回は、長続きするカップルが大切にしていることをひも解いてみたいと思います。

①優しさプレーを習慣化する

恋愛で相手に行う行為は、習慣化することが大切です。
習慣化することによって、その行為は面倒ではなく、また見返りを求めなくなるのです。
習慣化ではなく義務的になると、行為に対する代償を求めてしまいます。

例えば、一方の愛情が大きくなり過ぎてしまうと、ついつい
「私はこれだけあなたのために頑張っているのに」
「私の優しさ気づいてないの??」
と、あたかも自分だけが努力しているように感じることも多くなります。

長続きするカップルほど、さりげない優しさを持って恋人に接しているように思えます。
彼女がヒールを履いている時はさりげなく手を貸す。
疲れている彼氏を気遣ってさりげなくコーヒーをいれる。
相手のことを思いやった行動というのは、その時は気づけなくても、後々になって嬉しく感じるものですよね。

さりげない優しさとは、相手のためにすることではなく「自分のためにすること」だと思います。
彼氏のためと思ってわざわざするのではなく「恋人の笑顔を見て喜ぶ自分のためにする」と考えれば、仮にパートナーが気づけなくても、それほど大きな問題にはならないでしょう。

もちろん、反対に思いやりのある行動をしてもらった際は、感謝の言葉をお忘れなく。
また「優しさ+サプライズ」という組み合わせもオススメです。
例えば、普段あまりしない家事を済ませておく、
記念日ではない日に花を贈る、感謝の手紙を書いてそっとテーブルの上に置いておく、など。

長続きするカップルの特徴「さりげない優しさ」を意識して、こまめに愛情表現することで好きな気持ちを表してください。

②褒め言葉を忘れない

恋人の良い所を見つけて言葉で伝えることが大切です。
簡単に思えても、継続して行うのは意外に難しいことですよね。
長い交際期間を経ているカップルほど「今更あえて言うほどでもない」とか「言葉にしなくても分かってくれるだろう」と考えてしまうことも多くなります。
特に男性は、恥ずかしさもあり素直に女性を褒めるのがあまり得意ではありません。

だからと言って、私ばっかり褒めてる。なんて思わないこと。
男性は、たくさんもらえれば自分に自信が持て、仕事に活力が出ます。
例えば「1日1回、恋人を褒める」と意識してみるのはいかがでしょうか。

③口喧嘩の解決方法を決めること

どんな仲良しカップルでも、些細なことで口喧嘩に発展することはよくあります。
ですが「何だかんだ仲直りして気づけば以前よりもラブラブになっていた」なんて結末が待っているものです。

つまり、長続きするカップルの特徴として「口喧嘩を上手に解決する方法を持っている」のです。
いつまでも同じことで口喧嘩をしていては、恋愛関係が長続きしないのも当然のこと。
「二人のピンチをいかにしてチャンスに変えるか」がポイントになります。

例えば、口喧嘩を解決するコツとして「どちらか一方が冷静でいる」ということがあります。
両者がヒートアップしていると「全く関係のなかった話題」にまで発展することも少なくありません。
最初は「LINEのやり取り」について話していただけなのに、いつの間にかお互いに「嫌いな部分」を言い合っていた、といった具合です。

一方で、どちらかが冷静な態度を示せば、相手は「どうして自分はこんなに怒っているのか」と考える機会を持つことができます。
「取り乱している自分」を客観的にとらえられますし、それがブレーキとなって感情的な爆発もおさまるはずです。

その他にも「相手が話しているときは口を挟まない」とか「過去の問題を持ち込まない」といったコツもあります。

少し変わった方法なら「口喧嘩しそうな時にポジティブな行動を取る」というのもオススメ。
心理学でも「人間は感情と行動が矛盾しないようにする心理を持っている」と言われています。

例えば、お互いの決め事として「口喧嘩しそうな時は30秒間ハグをする」とか「手を握りながら話す」といったルールを設けるのです。
二人がラブラブな状態の時にしているポジティブな行動を「仲が悪くなりそうな時の助け舟」として用意しておけば、ちょっとしたユーモアもあって深刻な口喧嘩にまでは発展しないでしょう。
長続きするカップルになるためにも、いざという時に役立つ口喧嘩を解決する方法を探してみてください。

④欧米人になりきること

街中で欧米人カップルを見ることが多いと思いますが、お互いよくしゃべりますよね。
やっぱり続きするカップルほどコミュニケーションを取る機会が多い。
「そんなこと言われなくても分かっているよ」という声が聞こえてきそうですが、分かっていながら怠ってしまう人も多いものです。

よく「愛している」といった直接的な愛情表現を使うと恋愛も長続きすると言われていますよね。
男性でも女性でも愛されている実感を得やすいのは、やはり直接的な言葉で愛情を伝えられた瞬間でしょう。
でも好きな気持ちを伝える方法は、何も「愛している」という言葉を贈るだけではありません。
「自分からコミュニケーションを取る」というのも立派な好意の表れ。
「めんどうくさい」とか「忙しい」などを理由にコミュニケーションを疎かにしては、いつのまにか恋人の気持ちが離れてしまっても不思議ではありません。

特に注意しておきたいのが「彼氏は分かっているだろう」と思い込んでしまうことです。
「言葉にしなくても分かる」ではなく「言葉にするから分かる」と意識的に自分の思いをハッキリ伝えることが大切だと思います。

またコミュニケーションを取ろうにも、具体的に何を心掛ければいいのか悩んでしまうこともありますよね。
例えば、「家で食事をする際はテレビをつけない」というのはどうでしょうか?
一緒に食事を取るというのもコミュニケーションを取る絶好の機会です。
そんな時に二人でテレビを見ながら、会話もない、目線も合わさないというのは非常にもったいないことのように思えます。

その他にも、一緒にいる時はスマホを見ないとか、「帰宅時には、必ず今日の嬉しかったこと、怒ったことを聞く」など、ルールを決めるのも一つの手です。
コミュニケーションを取る機会を意識的に増やしていきましょう。

⑤一人の時間を大切にすること

「二人で一緒に何かする機会が多い」ことは長続きの秘訣です。
共通の趣味を持っていたり、好みが似ていると自然とコミュニケーションを取る機会も多くなるものです。
しかしながら、二人で一緒に何かをする時間と同じくらい
「一人の時間を充実させること」も大切なのです。

仲良しカップルといえども、四六時中一緒にいれば疲れを感じる時もあります。
共通の話題が増えるのは良いことですが、その反面、恋人に新しい体験を伝える機会は減ってしまうかもしれません。

ここで言う「一人の時間」とは、何も一人きりで何かをすることだけではなく「恋人と共にする以外の時間」も含まれています。

特に男性はこの時間が大好きです。極論を言えば「一人の時間」がなければ生きていけないとさえ言えるかもしれません。
またお金を稼ぐ男性ほど、一人の時間を大切にします。
これは人生の戦略を考える時間ですね。

一方で女性は、この男性心理をなかなか理解することができません。
楽しい時間を好きな人と共有するのは当然のことであり、それができなければ「愛されていない」とさえ感じることもあります。

ですから長続きするカップルになるためには、こういった男性心理と女性心理をお互いに理解して、二人の時間と一人の時間をバランスよく取ることがポイントになります。

「二人の時間を大切にする彼氏・一人の時間を与えられる彼女」という組み合わせがベスト。
お互いに一人の時間が充実すると「この楽しさを伝えたい」とか「こんな体験を一緒にしたい」といって、結果的に二人の時間を充実させることにも繋がるのです。
長続きするカップルになるためにも「一人の時間と二人の時間のバランス」を考えてみてはいかがでしょうか。

⑥不満はすぐに解消すること

「恋人に対する不満を溜め込まない」というのも長続きするカップルの特徴です。
付き合い始めは誰でも自分の良いところだけを見せようとします。
しかしながら、長い付き合いになれば素の部分が見えてきて「不満に思うこと」が増えてくるものです。

恋人に対する不満を溜め込まないためには、やはり「言いたいことをハッキリ伝える」のが一番です。中には「嫌われたくないから」とか「自分さえ我慢すればいい」と自分に言い聞かせて、伝えない方が得策だと考える方もいるかもしれません。

ですが、そういった小さな不満の積み重ねが、後々になって別れや離婚の原因になってしまうことはよくあります。
また自分の不満をそのまま相手にぶつければいいというわけではなく、伝え方にも少し気を配る必要があるかと思います。
特に命令口調・批判・中傷といったマイナスの伝え方が二人の関係を良くすることはまずありません。

「どうしてこんなこともできないの」とか「同じことを何度も言わせないで」といった否定的な伝え方は避けるべきでしょう。

では、どうやって伝えるの??

自分の意見を伝える際は、主体的に「私は~」から始まる伝え方がオススメです。
「どうしてあなたは○○するの?」と主語を相手になると、言われた方は自分の存在自体を否定されたような思いをするかもしれません。

一方で「私はあなたが○○する度に悲しい気持ちになるの」とすれば、相手を傷つけることなく自分の意見をハッキリ伝えられます。
また「変わらないこともある」と受け入れてしまうのも1つの選択肢として持っておくべきでしょう。長続きするカップルといえども、育った環境や家族構成、地域の文化、性別の違いだってあります。
相手に対する不満を抱えてイライラし続けるより、受け入れてしまう方が気分も楽になる場合もあるはずです。

好きな人と長続きするカップルになるためにも「不満はハッキリ伝えて早期解決を図る」そして「受け入れる選択肢を持っておく」と意識してみてください。

⑦お互いに足りない部分を補う

アメリカの心理学者キリアムによると「長続きするカップルは片方が到達欲求型、もう一方が回避欲求型になる」という。
到達欲求型とは、物事に対するプラス要素に反応し行動するタイプ。
回避欲求型とはマイナスの事態を避けようと行動するタイプを意味します。

到達欲求型同士のカップルは思い切った行動を取れる反面、デメリットよりもメリットに注目してしまうので大きな失敗を招きやすい。

回避欲求型同士のカップルは慎重に物事を考えられる反面、思い切った行動に対して消極的になりやすいというわけです。
長続きするカップルほど、自然と相手の性格を考慮して、足りない部分を補おうとするのかもしれませんね。

そもそも、お付き合いをした時点で、彼の魅力はピークだと思って下さい。
それから仕事が無くなってもこの人についていくか、お金に困っても、助け合えるか。
ピークからマイナスを考えた時でも、この人となら一緒にいたいと思える人でないと、長続きはしませんし、それなら一緒にいれない。と思う精神になると、彼の魅力が足りないか、あなたが理想が間違っていたのかになりますので、とっと別れた方がいいでしょう。

例えばペットを飼おうか話し合っているとしたら「一緒に散歩もできるし運動もできる」と考える彼氏、「結婚したら子供もできるし、それからでも遅くないと思うよ」と提案する彼女、といった具合です。

考え方が違うことで衝突する機会も多くなりやすいものですが、違うからこそ様々な可能性や選択肢を発見できることもあります。
またここでも自分の意見をハッキリ伝えるということが大切になってくるでしょう。
何でも相手に合わせすぎてしまうと「自分の意見が伝えられない」という息苦しさを感じることもありますし、反対に全てを一人でこなそうとすれば「なぜ自分ばかりが」と空しさを感じることもあります。

今の恋人は到達欲求型ですか?回避欲求型ですか?
パートナーが必要としていることが分かれば、きっと長続きするカップルに一歩近づくはずです。

あとがき

長続きするカップルを経て、生涯のパートナーになるため、こちらのサイトでも紹介していますが、好きな気持ちは3年しか持続しません。
そのため気持ちを持ち続けるのは難しいことです。

いつまでもラブラブな関係でいたいと思っていても、すれ違いや環境の変化によって上手くいかないことは必ず来ます。
そのため、恋愛関係ゴールと捉えるのではなく、生涯のパートナーに向けての経験だと思うこと。
いろんな経験を積んでおくと、結婚してもその気持ちは持続するものです。

「もっと愛されたい」とか「もっと尽くさないと」と一時的に頑張ってしまうと、息切れします。
そして愛情のバランスが崩れて二人の関係がギクシャクします。
そのため、「徐々に信頼関係を築いていこう」という余裕が持てると、恋人の良いところに目を向けることができたり、すれ違いから起こるケンカも減ると思います。

長続きするカップルになるためにも、本日お伝えした項目を習慣化し、二人の関係を深め、のんびり構えながら余裕を持って取り組んでみてください。