「飛行機に乗って肌がカピカピになってしまった!」
誰もが一度は経験があるのではないでしょうか?

機内の湿度は20%以下と、通常の3分の1程度しかありません。
極度の乾燥状態では呼吸するたびに水分が奪われていきます。

そこで、本日は乾燥対策のスペシャリストであるCA直伝の保湿方法をご紹介。

CAはお客様と顔を合わせてお仕事をすることが多く、乾燥でシワシワになったり、お肌トラブルを抱えるわけにはいかないので、乾燥対策に余念がありません

Q.ところで、なぜ機内は乾燥しているの??
A.湿度が高いと、重量が重くなり、燃料を多く使うからです。

そんなCAさんたちの乾燥対策をご紹介します!
まずは内側からアプローチ

ミステイク1 水分補給。冷たい水はダメ

体内の水分が不足すると、必然的に肌も乾燥します。
そんな時、やりがちなのが冷たい水をごくごく。

より冷たい水で喉を潤した方がそりゃ気持ちいいですよね。
でも、冷たい水はNG。

なんで??

冷たい飲み物は身体を冷やし血液循環を悪くしてしまいます。
血液循環が悪くなると、せっかく補給した水分もお肌に巡ってこないのです。

そこで、水を飲む場合は常温の水かぬるま湯などがベスト。
吸収できる水分量は限りがあるので、少しずつ飲むのがポイントです。

スキンケアはまず顔からという考え方はミステイク

CAが最も保湿と清潔さを大切にしていることは「手」
顔を洗うのも、化粧水やクリームを塗るのも、すべて手で行いますよね。
そんな時、手がしっかり保湿されていないと、せっかくの化粧品も全部手が吸収してしまうのです。

そのため、スキンケアの第一歩はまず手を清潔に美しくしておくこと。

ミステイク3 使い慣れている化粧水はNG

機内の乾燥は砂漠並みです。
あなたがドバイの砂漠に行くなら、思いっきり保湿力のある化粧品を使うと思います。

これと同じこと。

通常の化粧水では保湿成分が足らない場合が多い!

Q.では、どんな基礎化粧品の選ぶの??
A.高保湿の成分が入っているかがポイント

コラーゲン、セラミド、エラスチン、ヒアルロン酸、ヘパリン類似物質、天然保湿因子(NMF)など。
高い保湿効果を持つ成分を含んだアイテムを選ぶと、より乾燥知らずの美肌への近道となります。

そして、ただ選ぶのではなく…含有量もポイント。
その成分がどのくらいの濃度で含まれているのか。
商品の成分表示は含有量の多いものから順に書かれていますので、保湿成分が初めの方に表記されているものを選ぶと良いでしょう

ミステイク4 おしぼりを返しちゃダメ

飛行機でのおしぼりは顔を拭くだけではありません!
すみません、これはおっさんでした。

手を拭くだけではもったいない。

温かい状態でくるおしぼりなら、肌にあて柔らかくして水分を補い、その上から、より保湿力の高いアイクリームで蓋をします。

乾燥対策になり、おしぼりで加湿をするのです。
水で濡らしたおしぼりを自分の座席のテーブルに広げておくだけでも違います。

ミステイク5 ファンデーションを付けたまま搭乗はNG

彼氏との旅行では、空港内でも楽しく可愛くいたいですよね。
とはいえ、、、やっぱりファンデーションは肌の乾燥の原因になります。
できれば化粧は落として機内では過ごしたいものです。

そして飛行機の中に乗る前にクリームや美容液を顔に塗りましょう。
してはいけないのは化粧水だけをつけること。

また、マスクを使う際には「濡れマスク」をお勧めします。
乾燥した機内ではマスクをして寝ることで、のどの乾燥対策にもなります。

【注意】
美容グッズなど、あらゆる液体は100mL以下の容器に入れなくてはいけません。
また、これらは容量1リットル以下の透明プラスチック製袋に入れなくてはいけませんので、事前に準備をお忘れなく。

この液体にはジェル状のもの、練り物も含まれますので、ヘアジェル、ヘアクリームなども制限されます。
リップクリームもジェル状のものはこの制限に含まれるので注意が必要です。

ミステイク6 パンツスタイルで乗るのはダメ

意外に忘れがちなのが機内での服装。
フリース素材の服よりも、トレーナーなど綿素材のほうが静電気を起こしにくいんです

また柔らかいストレッチ素材のパンツやワンピースを着用しましょう。
ジーンズなど、太ももの付け根やひざ部分、ウェスト部を圧迫してしまうタイプの服装は、苦しくなるので避けた方が良いそうです。

さらに風がずっと当たる席があるので、カーディガン系必須。
機内で毛布を借りることはできますが、それでは足りない部分があることを見越して、カーディガン系の羽織ものを持ち込みましょう。

ちなみに、足のむくみを防ぐには、むくみ防止用の着圧タイツやソックスがおすすめです。
むくみが出ないようにするには、保湿と同じ水分をこまめにとってこまめに出すのがポイントです。
トイレに行きたくなると面倒だからと、水分補給を怠っていてはむくみの原因になります。

あとがき

機内でどんなに保湿をしても、やっぱり乾燥しフライト直後は肌に負担をかけてしまいます。
その乾燥はその日のうちに処理しましょう。

ホテルに戻ったら、湯船につかりむくみを取ります。
そして基本のスキンケアにプラスして欲しいのが「シートマスク」


入浴後は、肌が温まり毛穴が開いている状態なので、美容成分が肌の奥に浸透しやすくなります。